そろそろ革底はいかが? rolling dub trio HAMELN |
待ちに待ったやつが入荷してきましたよ。
ローリングダブトリオのHAMELNです。
一見すると何の変哲もないデザインですがね、
ローリングダブトリオらしさがぎっしりと詰まったモデルなんです。
こういうのは何て言うんでしょうねぇ?
凝縮感?かたまり感?
現物を手に取ると「所有したい」という欲がむくむくと沸き出てくるんです。
変なたとえかもしれませんけど、車やバイクのカスタムでも、
そうでもないと思っていたベース車が、ちょっとした車高なんかのバランスで、
不思議なくらい格好良く思えて仕方がないアノ感じというか.....
で、変更点ははちょっとした車高だけかと思っていたら、
実は全体を細部にわたって計算されつくしていた...的な?
でも興味のない人がみたら普通の車にしか見えない....的な?
ただ、格好いいなぁ、欲しいなぁ、と思ってしまうわけですよ。
そしてボリューム感も絶妙なんです。
ここのブランドに興味のある方しかわからない例で申し訳ありませんが、
COUPENやWHALEほどゴツくありません。
しかし所謂ドレスシューズよりはゴツいです。
木型は共通なんですけど、ソールがあそこまで厚くないからですね。
凄くちょうどいい。
なぜ僕の痒いところを知っているんだ?そんな気分ですわ。
ローリングダブトリオではお馴染みのメーカーとなりますが、
ベルギーのマシュア社のソールです。
レザーソールの世界も様々でして、
もちろんコレより高級なものも沢山あります。
しかし高級なモノが全てではないのは皆さんご存じの通り。
耐摩耗性に優れたものは履き心地が硬い傾向がありますし、
柔らかく屈曲性に優れたモノは、残念ながら減りやすい。
マシュアのソールは実にバランスが良いですね。
色んなメーカーの中間といったところです。
古い映画でみた人々が履いていた靴のソールはレザーだったでしょうし、
勝手な想像ですけど、
ジブリアニメに登場する名無しの村人なんかの足元もレザーソールな気がします。
確かに現代の道路事情では、デメリットもありますけど、
やはり何か原点というか特別なものを感じます。
これだけスニーカーが進化しても、革靴はなくなっていないし、
レザーソールも世界中で当たり前の様に使われています。
海外の人も同じ気分なんでしょうかね?
イタリアのテンペスティ社のエルバマット。
~老舗タンナー "TEMPESTI社 (テンペスティ)" ~
数多くのタンナーが集まるイタリアのトスカーナ地方の中でも、植物タンニンなめしの生誕地とも言われるサンタクローチェ地区にあります。
創業は100年以上にもさかのぼり、代々伝統的なめし製法を引き継いできました。
また、TEMPESTI社は1994年に設立された「イタリア植物タンニンなめし協会」の発起人でもあり、長年に渡りラグジュアリーブランド等へレザーを提供しています。
~原皮の特徴~
競合社の多くはすでに切り分けられた状態のショルダー部分の原皮を使用していますが、TEMPESTI社は原皮を丸々1枚の状態で仕入れ、
自社工場にて切り分け致します。
ショルダー部分は面積を一番多く取れ、長さを必要とするベルトや靴などに向いています。
肩から下のベンズ(胴)部分は、ショルダーより若干小さくなりますが、原皮の中でも一番美しく、最高級と言われる部分でもあります。
~原皮原産国~
TEMPESTI社では主にデンマークなど北欧諸国産を使用。寒冷地で育った成牛は、きめが細かく、油脂分も多いのが特徴です。
一般に最高級とされるフランス産より上質です。
~エルバマットの特徴~
TEMPESTI社の代表商品で、植物タンニンなめしの特徴が最大限に現れている革で最高級であるベンズ(胴)の中央部分を使用しています。
なめし工程の中で「加脂工程」と言われる脂を加える工程が樽の中で行われますが、他社はこの加脂工程での脂を加える量を減らし、 最後の仕上げ工程にて「引き油」を行い、光沢を出します。 表面脂は時間と共に蒸発してしまいますので、徐々に光沢感が落ちていき硬くなってしまいます。
TEMPESTI社では、「加脂工程」で加える脂の量は他社の1.5〜2倍ほど(原皮に対して約20%)の量を加えて、じっくりと原皮に染み込ませていきます。
その為、仕上げ工程で引き油を行わず革本来のマットな艶を味わっていただけます。使い込んでいくほど、革に染み込んだ脂がじわじわと出て、 年数と共に艶が増し、しっくりと馴染むような柔らかさを実感いただけます。
ELBAMATTの独自製法は、約30年前に業界初の特許を取得しています。
いろいろ考えたんですけどね。
やっぱりコレは買おうと思うんです、僕。
紐なのに2500円もする代物!
こいつにはコレくらいの紐を奢ってやらにゃいかんでしょうよ 笑
茶色も入荷予定で、そっちも欲しいんですよねぇ。
怒られるだろうなぁ。
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