Makers REGINA |
2016年の秋冬分が入荷してきております!
相変わらず、呆れるほどに履き易く美しいです。
ご興味のある方は是非お試しくださいね。
どうもです。
凄くいいのが入荷してきましたよ。
靴好きな方々から非常に評価の高いメイカーズ。
新作のREGINAです。
またしても大いに唸らさせて頂きました。
作り手である手嶋氏は、
これからメイカーズの定番となって貰うモデルです、と言っていました。
よほどの自信作なんだろうなぁとは思っていましたが、
自信どころか、これは威張って良い出来ですよ。
実は靴屋としては難しいデザインだったりするんですよ。
洋服屋さんと違って、靴屋だと靴ばかりがずらーっと並んでいるでしょう?
ずらーっと並ぶ中だとプレーンなデザインというのは目に留まり難く、
下手すると気付いてすら貰えないというケースもあるんです。
沢山並んでる中ではキャッチーな要素がないと目立たないですものね。
まぁだからこそブログでピックアップしてご紹介するワケですけど。
とはいえプロのライターでもない僕が魅力を文章で伝えるのも難しく....
とりあえず細かいとこをご覧くださいな。
メゾンブランドにも革を供給している、
イタリアINCAS(インカス社)のベビーカーフ。
ただでさえ高級といわれるカーフに「ベビー」ってついてますね。
これは生後6ヵ月以内の仔牛の革なのです。
カーフよりも更に毛穴が少なく、キメが細かく、厚みも薄くしなやか。
そして重量も軽い。
足に吸いつくようにフィットします。
外羽根の折り返し部分の厚みを出さないように、
折り返す部分の革を何度も何度も漉いで仕上げてゆきます。
こういう細かい作業の積み重ねで、
普通のプレーントゥが普通じゃない存在感へと変化してゆくんですね。
高級な革を使えば履き易い靴が出来るわけではありません。
ただ使っただけなら高額な靴が出来上がるだけ(笑)です。
要である木型も新しくなっています。
好評なコードヴァンシリーズで採用されているBKS223と比較すると、
内側への振りをやや抑え、踵の大きさをハーフサイズ分ほど小さくしています。
この木型に、軽量で柔らかくしなやかなベビーカーフを使うことで、
驚くようなフィット感を作り上げています。
このフィット感は本当に驚かれる方も多いんですよ。
靴べらを使って足を滑り込ませると「プシュッ」と気持ちの良い音が。
この音が全てとは言わないまでも、
良くできた靴じゃないと、こんな音はなりませんからね。
しなやかなベビーカーフが気持ちよく足に馴染みます。
変態だと思われるかもしれませんが、脱ぎたくなくなる履き心地です(笑)
こういう↑↓ヴィンテージシューズの様なディティールもくすぐられます。
ソフトな接地感、滑り難さ、高い屈曲性を誇るオイルべンズ。
ヒールはマニアにもお馴染みのビルトライト。
今のところ僕が思う最高のプレーントゥシューズです。
大袈裟じゃないとわかってもらえるかも知れません。