ある意味「あがり」のサンダルです |
暑いです。弱っています。
昨年の猛暑の中、ほぼサンダルを履かずに過ごした僕も、
こう急激に暑くなると身体がついてきません。
自分の履いてる靴がとてつもなく蒸れる靴のように感じてしまいます。
今年は久々にサンダルを買う(2足)と決めてました。
でも今まで様々な種類を履いてきた店の人間としては、
あらためて欲しい感じってのがなかなかありません。
まず一発目は以前ご紹介したビルケンのドーハです。これは大満足で履いております。
そして今日ご紹介するのは、もう一発目、
ニューヨークからJUTTA.NEUMANN(ユッタニューマン)です。
しかし。まずお断りしておかねかればなりません。
こいつ、呆れるくらい高いです。
これが欲しくなってしまったんですわ。
とりあえず先に写真を....
ちょいちょい店でも口走ってますが、
当店のテーマとして「価格と品質がつりあうこと」というのがあります。
とはいえ全てを「つりあい」だけでは判断するのは乱暴ですよね。
例えば、輸入もんだからプラスこれ位は許せる範囲だな....とか、
小規模な会社でチビチビ作ってるところだし、この位のコスト高は仕方ないか...とか、
そういうプラスアルファを加味して仕入れてるつもりです。
そういう訳で、似たような靴でも「コレとコレ、どうして値段が違うの?」って聞かれた時、
きっちりご説明できるし、できないような物はイカンと思っているのです。
最終的に「ブランドだから高い」と言わざるを得ないってのは個人的にナシなんです。
しかし。しかしですよ。
あきらかに「高ぇよ!」って物でも「欲しい...」って時が人生には確実にありますね。
それがユッタでした(いつもながら大袈裟:笑)
このユッタ.ニューマンという食中毒をおこした名俳優のような名前のサンダルは、
ずいぶんと昔から存在してて、昔からやたらめったらと高いんです。
僕はずっと有り得ない価格だと思ってました。
手作りだ、少量生産だ、とか世間がいくら言おうが有り得ないと。
でも同時に、似たような存在のサンダルは無いよな、とも思ってました。
昔から唯一無二の存在だったんです。存在も価格も。
今まで色んなサンダルが流行っては消えていった中、
ユッタはずっと唯一無二の存在なままでした。
こういう妙にゴツい感じとか、モリっとした土踏まずの成型とか...
初めてユッタを見て、色んな意味でビックリした時の印象そのまんまです。
昔っからこうです。
ビルケンのソールを使うところも昔のまんま。
猫のマークもそのまんま。
唯一無二...というのも仕入れる時のプラスアルファになり得るということですな。
でも僕にこいつの高価格の理由を説明できる能力はないんです。
手間がかかってるのは納得できますが、やっぱり高いと思う。
でも欲しいと思う。
世の中にはユッタを扱う店が沢山ありますが、店員さんはどう説明してるんでしょう?
だったら仕入れるなって言われそうですが、そそるサンダルなのは確かです。
お好きな方は試してみてくださいな。
最後に玉田撮りしてみましょう。
おぉ...確かに履きやすいけど、値段の割りにけっこう普通だ....(笑)