ネタに困ったら自慢ですよね |
そろそろ何か書くか...と重い腰をあげましたが、
コレと言ってネタもありません。
そんな訳で自慢を。
僕の通勤自転車であるモールトンですが、ちょいちょいイタズラをしています。
まず、靴の革底を傷めないように工夫してみたペダル。
やっぱりあの格好悪さが許せなくて交換しました。
おフランス製のリオタード。
これは70年代位に、現地のママチャリ的な自転車に使われていた物のようで、
ショボさとダメな感じが気に入りました。
同じく、おフランスからリジダのリム。
純正のリム(タイヤ部分の鉄の輪っか)は錆まくっていました。
で、高性能で軽量なアルミ製の物を買ったものの、
見た目のハイテクっぷりが我慢ならず放置してました。
これはイイですね。
良い意味での適当な感じがたまりません。ピカピカだし。
と、我が国、日本。
60年代の東京オリンピック時、国産パーツメーカーが威信をかけて開発したと聞く、
三光舎の二号ハブ。(前輪の車軸)
そのロマンチックな開発過程と絶妙な大きさから採用。
それと要。
だいたい僕はコノ部品が使いたくてヴィンテージモールトンに興味をもったんですよ。
ザックス、デュオマチック。(後輪の車軸)
これはですね。
とっても笑えるんです。
自転車をこいでる時に、
ペダルを軽ーく後ろに回すと内蔵されているギアが動いて、重いギアに変速するんです。
もう一回後ろに回すと元のギアに戻るんですわ。
で、ペダルを後ろにギュウッと強く踏み込むと、
これまた内蔵されているブレーキがかかる仕組みなんです。
男子ならおわかりでしょう。
これを使うと、ブレーキレバーもシフトレバーも無い、
ブレーキ本体も変速機も無い、とてもスッキリした外観の自転車が作れるんですねー。
いやいや、実に素晴らしい。
そんなこんなで、誰からも共感して貰えない部品を使ってモールトンは一段落。
実は既に次のプロジェクトが動きだしているのです。
モールトンが60年代のイギリスで生まれた珍車(失礼)だとしたら、
次のプロジェクトは50年代のフランスで生まれた珍車。
こいつはまたいつか自慢させて頂くとします。
というか自慢しても、所詮は自転車ということか...
誰一人として羨ましがってくれないんですよね(笑)